NEWS / TOPICS

2020年11月15日

002 高山勝成選手×ケビン山崎

高山選手とケビンの出会いは、2006年9月1日大阪戎橋のTOTAL Workoutだった。ケビンはこれまで格闘技の選手と数多くトレーニングし、特にへビー級と言われる階級を得意にしていた。そんな中、初めてミニマム級の選手をトレーニングさせてもらうことになり、高山選手に会う前日までに多くの試合をVTRでチェックし、当日に備えていたという。

ケビンの高山選手に対する第一印象は「ごくごく普通の少年」だったが、トレーニングが始まるや否や、その人間離れしたスタミナに驚くことになる。

一方の高山選手は、ケビンとのトレーニングをこう分析する。「ケビンさんは『頭で理解し、カラダを動かし、それを言葉にするところまでがトレーニングだ』とおっしゃいます。僕は感じたことや、こうしたいことなど言葉にするのがとても苦手で、毎回怒られました(笑)というか、最初は言っていることが良く分かりませんでした。しかし、それをケビンさんは理解できるまで話してくれ、自分が言葉にできるまでとことん付き合ってくれました。今では言われたことをすぐに理解し、それを言葉にすることで、動きにも連動できるようになり、こういうことだったんだなぁと思います」と、

一見トレーナーはプログラムを組み、それを伝え、やる気にさせるだけのように映るが、カラダが理解していることを「言葉にする」ことは、実はとても大切なプロセスなんだ、とケビンは言う。

 

1990年代に日本人選手のトレーニングをシアトルで頻繁に実施していた頃、多くの取材陣がその場に訪れていた。その彼らが最も驚いたのは、トレーニングウエアに着替えた選手が、プロテインドリンクを片手に持ちながら、ケビンの講義を真剣な眼差しで聞いていたことだった。

トレーニングのスタート。それはカウンセリングの前に、今の自分がやるべきことや、なぜそれをするのか?を学ぶことだ。次に、そこで理解したことを自分の言葉にすること。

言葉にできないことはやれない。そんなケビンのこだわりの先には、選手の強さの秘訣が隠されているのかもしれない。
 


 

高山勝成(たかやま かつなり)
1983年5月12日生まれ 大阪府大阪市出身
プロボクシング元世界ミニマム級4団体制覇王者、アマチュアで東京五輪を目指し、この度プロに復帰し、新たな伝説を築く

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高山選手とケビンの出会いは、2006年9月1日大阪戎橋のTOTAL Workoutだった。ケビンはこれまで格闘技の選手と数多くトレーニングし、特にへビー級と言われる階級を得意にしていた。そんな中、初めてミニマム級の選手をトレーニングさせてもらうことになり、高山選手に会う前日までに多くの試合をVTRでチェックし、当日に備えていたという。

ケビンの高山選手に対する第一印象は「ごくごく普通の少年」だったが、トレーニングが始まるや否や、その人間離れしたスタミナに驚くことになる。

一方の高山選手は、ケビンとのトレーニングをこう分析する。「ケビンさんは『頭で理解し、カラダを動かし、それを言葉にするところまでがトレーニングだ』とおっしゃいます。僕は感じたことや、こうしたいことなど言葉にするのがとても苦手で、毎回怒られました(笑)というか、最初は言っていることが良く分かりませんでした。しかし、それをケビンさんは理解できるまで話してくれ、自分が言葉にできるまでとことん付き合ってくれました。今では言われたことをすぐに理解し、それを言葉にすることで、動きにも連動できるようになり、こういうことだったんだなぁと思います」と、

一見トレーナーはプログラムを組み、それを伝え、やる気にさせるだけのように映るが、カラダが理解していることを「言葉にする」ことは、実はとても大切なプロセスなんだ、とケビンは言う。

 

1990年代に日本人選手のトレーニングをシアトルで頻繁に実施していた頃、多くの取材陣がその場に訪れていた。その彼らが最も驚いたのは、トレーニングウエアに着替えた選手が、プロテインドリンクを片手に持ちながら、ケビンの講義を真剣な眼差しで聞いていたことだった。

トレーニングのスタート。それはカウンセリングの前に、今の自分がやるべきことや、なぜそれをするのか?を学ぶことだ。次に、そこで理解したことを自分の言葉にすること。

言葉にできないことはやれない。そんなケビンのこだわりの先には、選手の強さの秘訣が隠されているのかもしれない。
 


 

高山勝成(たかやま かつなり)
1983年5月12日生まれ 大阪府大阪市出身
プロボクシング元世界ミニマム級4団体制覇王者、アマチュアで東京五輪を目指し、この度プロに復帰し、新たな伝説を築く

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