NEWS / TOPICS

2022年11月30日

GOLF PROGRAM 【3D】

トレーニングをする目的は、人それぞれ…。
痩せたい人、筋肉をつけてメリハリあるカラダを手に入れたい人、健康になりたい人、運動不足を解消したい人などが代表的。そして中には、パフォーマンスを向上したいという人も少なくはない。

ケビン山崎が設立したトータル・ワークアウトは2022年11月現在、会員の6割が男性、4割が女性で、共に平均年齢は44.8才だという。その年齢層の男女はゴルフを趣味にしている人も多く、力の入れようはプロ顔負けらしい。トレーニングでカラダの形の変え方を知った彼らは、自分自身のカラダの使い方を理解し、アスリートレベルまで能力を引き上げたいと考えるようだ。

そこでケビンが今回満を持して発表したのが 『GOLF PROGRAM 【3D】』だ。

全6回のコンパクトなプログラムだが、誰でも受講できるというわけではない。実に限られた人にしか提供されていない。
ケビンが提案する別のプログラムに『“ATHLETE BODY MAKE” PROGRAM』というアスリート向けにつくったトレーニングを一般の方へ提供する上級者向けのプログラムがある。この「アスリートボディを目指す」、つまりはカラダの使い方に特化したトレーニングを受講した方に参加の権利があるというのだ。

ここで少し『GOLF PROGRAM 【3D】』について解説しよう。

プログラムの名称に【3D】という言葉がついているように、ゴルフにおける動きを3Dにて動作分析することで基準値と自分との差を明確にし、取り組むべきトレーニングのチョイスに役立てることが目的だ。 





Trackmanという、ボールの弾道からカラダの使い方を逆算する解析方法が主流のゴルフトレーニングも、より深いカラダの使い方までは明確にならない。もしかすると、器用に帳尻を合わせただけのことかもしれない。マックスの能力を表現するためには、やはり動きそのものを解析することが、より正確に理解することになるのであろう。

まずはスイング時の重要なポイントとして、「X-Factor」と「Impact」が存在する。「X-Factor」とは、肩と腰の捻転差(角度)を指す。例えばアドレス時から肩が100度回転し、腰が60度回転していれば、X-Factorは100-60=40となる。この差が大きいほどカラダに捻りが加っていると言える。当然、カラダが生み出すパワーも強いため飛距離も出やすい。その角度を測定するのはアドレス時、Half Way back、Three Quarter、Top of swing、Down swingと5つあり、それぞれPGAの数値を基準に自身の現状を確認し、その部分に必要なエクササイズをプログラムでは提案される。

もう一つは「Impact」だ。これは、カラダが生み出したパワーがボールに当たる瞬間のことを言う。Down swing時に右脚のローテーションが始まり、Impact直前に左足の地面を蹴ることで床反力を生み出す。この床反力を利用するタイミングで捻じれていた上半身が一気に解き放たれ、ため込んだパワーがボールに伝わる。一連の動きがそれぞれ可視化、数値化されるので、得意不得意が明確になり、なすべきトレーニングも同時に確認できる。





そこで、Trackmanの測定値をPGAの選手と比べてみた。Swingスピードの差分をある一般男性と比較してみると、その差は実に4m/secほど。「何だ、そんなに差はないな」と私は心の中で思った。それを察するかのように「今、そんなに変わんないじゃないか。と思ったでしょう?」とケビンがいう。しかし、この二人のswingをコマ送りにして見せてもらったところ、驚いたことに一般男性がクラブを振り上げてTOPのポジションに来たとき、PGAの選手は打ち終わりを迎えていた。つまりゴルフで言うswingスピードは1m/sec違うと、子供と大人ほどの差にまで感じるレベルだということを知った。

解析にこだわり数値化すると、そういった数字のマジック的なことに陥ることも、また一つ気を付けたいポイントだと思う。しかし、インナーという名の筋肉を使えるようになること(つまりインナーを鍛えること)を実践すると、動きが見違えるほどシャープになり、これまでの動作が7割ほどの能力で完了することに気が付く。余裕を持った実力は我々に備わっている潜在能力を掘り起こしてくれるのだ。

世の中は質にこだわる時代。トレーニングも徹底して質にこだわることで、本来の形が見え、想像をはるかに超える肉体をつくり上げることができるのだろう。





NEWS / TOPICS

2022年11月30日

GOLF PROGRAM 【3D】

トレーニングをする目的は、人それぞれ…。
痩せたい人、筋肉をつけてメリハリあるカラダを手に入れたい人、健康になりたい人、運動不足を解消したい人などが代表的。そして中には、パフォーマンスを向上したいという人も少なくはない。

ケビン山崎が設立したトータル・ワークアウトは2022年11月現在、会員の6割が男性、4割が女性で、共に平均年齢は44.8才だという。その年齢層の男女はゴルフを趣味にしている人も多く、力の入れようはプロ顔負けらしい。トレーニングでカラダの形の変え方を知った彼らは、自分自身のカラダの使い方を理解し、アスリートレベルまで能力を引き上げたいと考えるようだ。

そこでケビンが今回満を持して発表したのが 『GOLF PROGRAM 【3D】』だ。

全6回のコンパクトなプログラムだが、誰でも受講できるというわけではない。実に限られた人にしか提供されていない。
ケビンが提案する別のプログラムに『“ATHLETE BODY MAKE” PROGRAM』というアスリート向けにつくったトレーニングを一般の方へ提供する上級者向けのプログラムがある。この「アスリートボディを目指す」、つまりはカラダの使い方に特化したトレーニングを受講した方に参加の権利があるというのだ。

ここで少し『GOLF PROGRAM 【3D】』について解説しよう。

プログラムの名称に【3D】という言葉がついているように、ゴルフにおける動きを3Dにて動作分析することで基準値と自分との差を明確にし、取り組むべきトレーニングのチョイスに役立てることが目的だ。 





Trackmanという、ボールの弾道からカラダの使い方を逆算する解析方法が主流のゴルフトレーニングも、より深いカラダの使い方までは明確にならない。もしかすると、器用に帳尻を合わせただけのことかもしれない。マックスの能力を表現するためには、やはり動きそのものを解析することが、より正確に理解することになるのであろう。

まずはスイング時の重要なポイントとして、「X-Factor」と「Impact」が存在する。「X-Factor」とは、肩と腰の捻転差(角度)を指す。例えばアドレス時から肩が100度回転し、腰が60度回転していれば、X-Factorは100-60=40となる。この差が大きいほどカラダに捻りが加っていると言える。当然、カラダが生み出すパワーも強いため飛距離も出やすい。その角度を測定するのはアドレス時、Half Way back、Three Quarter、Top of swing、Down swingと5つあり、それぞれPGAの数値を基準に自身の現状を確認し、その部分に必要なエクササイズをプログラムでは提案される。

もう一つは「Impact」だ。これは、カラダが生み出したパワーがボールに当たる瞬間のことを言う。Down swing時に右脚のローテーションが始まり、Impact直前に左足の地面を蹴ることで床反力を生み出す。この床反力を利用するタイミングで捻じれていた上半身が一気に解き放たれ、ため込んだパワーがボールに伝わる。一連の動きがそれぞれ可視化、数値化されるので、得意不得意が明確になり、なすべきトレーニングも同時に確認できる。





そこで、Trackmanの測定値をPGAの選手と比べてみた。Swingスピードの差分をある一般男性と比較してみると、その差は実に4m/secほど。「何だ、そんなに差はないな」と私は心の中で思った。それを察するかのように「今、そんなに変わんないじゃないか。と思ったでしょう?」とケビンがいう。しかし、この二人のswingをコマ送りにして見せてもらったところ、驚いたことに一般男性がクラブを振り上げてTOPのポジションに来たとき、PGAの選手は打ち終わりを迎えていた。つまりゴルフで言うswingスピードは1m/sec違うと、子供と大人ほどの差にまで感じるレベルだということを知った。

解析にこだわり数値化すると、そういった数字のマジック的なことに陥ることも、また一つ気を付けたいポイントだと思う。しかし、インナーという名の筋肉を使えるようになること(つまりインナーを鍛えること)を実践すると、動きが見違えるほどシャープになり、これまでの動作が7割ほどの能力で完了することに気が付く。余裕を持った実力は我々に備わっている潜在能力を掘り起こしてくれるのだ。

世の中は質にこだわる時代。トレーニングも徹底して質にこだわることで、本来の形が見え、想像をはるかに超える肉体をつくり上げることができるのだろう。