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トレーニングのカテゴリー分けは、主にその結果に紐づくもので決まる。
『神経系トレーニング』 とは、まさに神経の開通をすることで、これまでよりも動きの良い自分自身になることを目的とした場合に用いられるトレーニングだ。
これまでの記事にも何度か記載してきたが、ケビン山﨑が定義する『神経系トレーニング』とは、2つ以上の筋肉を順番に使う能力の向上で、いわゆる筋肉の連動をよりスムーズにすることが目的だ。
通常は、アスリートの競技能力向上に用いられることが多いこのトレーニングだが、一般の人が健康や美しいカラダを手に入れるために行うフィットネスにも大いに役立つとケビンは以前から確信を持っていた。現に「一般の人は強度の低いアスリートである」と言葉をつくったほどだ。
ケビン山﨑が創設者であるトレーニング・ジム【トータル・ワークアウト】も、アスリートが取り組んだトレーニングをケビンがフィットネス用にカスタマイズしたものを20年以上実施し続けており、それが何よりの証拠だ。
ここにきて「神経系トレーニング」のフィットネス応用が加速し、多くのクライアントが成果を上げている。
「神経系」を良くすることは、筋肉の連動を良くするということ。我々の日常において最も強度の高い筋肉の連動運動はダッシュ(走る)だという。もし仮にダッシュを通して筋肉の連動を意識的に向上できたとしたら、他の動きはすべて楽になるだろうし、日常生活がより簡単になることは想像がつく。ケビンはそこに着目したのだ。
また、ほとんどの人はダッシュ(走る)という運動自体を経験済みというのも狙い目だった。これまで開通したことのある神経系を呼び戻すことにチャレンジする。
ケビンは面白い実験を実施した。当初【トータル・ワークアウト】が日本に上陸したときから一つの売りになっているのが『3週間でカラダを変える』という肉体改造のプログラムだ。これは、ウエイト・トレーニングと食生活のコントロールで高い評価を得てきた。それと同等の結果を『神経系トレーニング(ダッシュ)』だけで実施するというのだ。体験してくれたクライアントは、年齢、性別問わず、これまでウエイト・トレーニングをしてきたクライアントたちだ。
今回はスーパー・トレッドミルという高速トレッドミルを使い、筋肉の連動を最大限意識し1回30分、それを週に2回実施した。その結果が下記である。
体重 -2.62Kg
体脂肪率 -2.26%
腕裏 -2.2㎜
腕表 -1.3㎜
肩下 -2.2㎜
腹部 -4.1㎜
腹囲 -6.5㎝
大腿 -2.2㎝
*2022年6月30日現在
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この通り、より短時間で大きな効果を得られることを証明した。
そして、忘れてはいけないことは、筋肉を増やしたり脂肪を減らすことに直接アプローチしたトレーニングは一切行わず、神経系を良くすることだけ実施した結果であることだ。
これからカラダを変えたいと思っている人も、これまでやってきたトレーニングに限界を感じている人も、逸早くトライしてもらいたいトレーニング方法に出会った気がする。
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